日本薬物対策協会
日本薬物対策協会(薬物のない世界のための財団日本支部)の公式ブログ。 薬物乱用防止活動や関連ニュースなどをお伝えします!
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島根県にて脱法ハーブ講演 薬物乱用防止指導員対象に
先日、茨城県水戸市において、中学生と高校生の男子生徒が脱法ハーブ吸引後に体調不良を起こし、救急搬送されていたという衝撃的なニュースが流れました。水戸市は人口約27万人の地方都市。都心や首都圏の繁華街以外で起きたこの事故により、地方都市においても未成年が簡単に危険な薬物を入手できてしまう実態が明らかになりました。

 ちょうどこのニュースが流れた時、私は東京から新幹線に乗っておりました。2月26日から2日間、島根県の浜田市と松江市の2か所において、薬物乱用防止指導員約100名を対象に、脱法ハーブの実態とその有害性について講演を行いました。(主催:島根県健康福祉部薬事衛生課)

 浜田市と松江市は、人口を合計するとちょうど水戸市の人口と同じくらいになります。(浜田市:約6万人、松江市:約21万人)県内では脱法ハーブを販売する実店舗こそ存在しないと思われる一方、昨年は一軒家を改造して大量に大麻栽培をして逮捕された事案があったり、脱法ハーブがインターネットを通して宅配などで簡単に入手可能である実態もあり、予断を許さない状況です。

 研修会は大きく二部に分かれ、第一部ではまず島根県警より、県内の昨年の薬物事犯状況について報告されました。続いて第二部では、馬崎より、脱法ハーブとその有害性などについて、脱法ハーブに似せた模型やパッケージの画像などを見せながら、話をさせていただきました。

 島根県写真2 縮小

また、講演後半にはDVD「真実を知ってください 薬物」(薬物のない世界のための財団制作)が、参加した指導員に紹介されました。


島根県写真3 縮小


 参加した指導員や教育関係者からは、「今まで保護司をしてきて、薬物乱用に関するような事案は程遠いことのように思っていましたが、身近に魔の手が伸びてきていることを実感しました。」「薬物に頼らない青少年の健全な育成に手助けができるよう、今後薬物につき、知識の取得に努めていきたい」「実話、体験談、DVDはとてもリアルでよく伝わってきました。教育に関わる立場として子ども達にリアルに伝わるようにしていきたい」などという感想がありました。

 2月20日、厚生労働省は、脱法ハーブ吸引にからんだ多数の事件・事故を受け、合成カンナビノイド系を中心とした類似成分を一括して薬事法の指定薬物とする「包括指定」を公布しました(施行は3月22日より)。これにより、脱法ハーブの供給量の減少に大変効果をもたらすことが期待されます。一方、この包括指定後にも、これまで広がった「顧客層」に向けては水面下での売買が続いたり、さらに法規制を逃れるような薬物が出回ったりするのではないかという懸念もあります。

 当協会が昨年秋に実施した中高生対象の意識調査では、脱法ハーブ使用・所持が個人の自由と考える割合が13.2%もあったことからも、まず、脱法ハーブを含めた薬物の正しい知識を徹底的に繰り返し教育・啓発する必要があるでしょう。

 今後も薬物乱用防止活動に全力を尽くしていきますので、どうぞよろしくお願い致します。


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